こんにちわ。ライフキャリアコンサルタントのSINOです。
「自分に自信がない」
そんなふうに感じたこと、ありませんか。
過去の出来事や、今のやるせない状況に心が縛られてしまうと、未来さえ暗く見えてしまうもの。
失敗や苦労、嫌な経験、いろいろな想いが、あなたをそうさせてしまっているのかもしれません。
でも実際には、 未来は閉ざされてはいません。
むしろ、先はまだまだ長く、広がっています。
いま抱えている不安や迷いは、“通過点”にほかならない。
これからの心の持ちようで、あなたの未来は変わります。
だから、大丈夫です!

自信をなくすときの心のクセ
つい自分を全否定してしまう
自信が持てないとき、人はどうしても「過去の経験」から「起きた結果」を悪く受け取ってしまいがちです。
「私は仕事ができない」
「私はモテない」
「私はお金がない」
そんなふうに、事実の一部だけを切り取って、自分全体を否定してしまうのです。
「自信」とは、文字通り “自分を信じること”。
生きている限り、自分を信じる力を揺らがせないことが大切です。
それは、未来を切り開いていくための大事なマインドセットなのです。

ある女性とのエピソード
よい出会いを見つけたくても見つからない…
以前、同じ職場で働いていた30代半ばの女性から、
「悩みがあるので聞いてほしい」と、ランチに誘われたことがありました。
彼女は独身で、最近妹さんが結婚したばかり。数年前に彼氏と別れて以来、ずっと一人で過ごしてきたと言います。「誰か相手を探そうと努力しているけれど、なかなか縁がないんです」と、仕事もうまくいかず、気持ちが沈んでいる様子でした。
しばらく話をしていたとき、彼女はふと真剣な表情で、私に向かってこう言いました。
「なんでそんなに自信があるんですか?どうしたらそうなれるんですか?」
年齢と状況の違い
40代独身の私が「寂しくなかった」理由
その当時の私は40代。彼女よりも、かなり年上の独身です。彼氏もいません。
でも、とくにそういう悩みはありませんでした。
だから「自信がある」ように見えたのでしょうか…。
唐突にそんな質問を受けてしまった私は、自らを考察しました。
もしかしたら…、私の目標や関心が外を向いていることに関連しているかも…、という考えに行きつきました。
当時の私は「自身の成長」や、「どうしたらずっと輝いていられるか」を常に考えていました。
いつも活き活きと自分らしく輝いていたい。
異性との出会いに関しては、若い頃に出会おうとしても、結果的に良い出会いがなかったのです。
無理に出会わずとも、いずれ良い出会いもあるかもしれない。
それよりも、自分らしさと若々しさを備えて、努力していたいと思ったのです。
「自分の人生は自分で育て、満たしていこう」
そんな価値観を持つようになったら、いつの間にか、独身の寂しさや焦りを感じることはなくなっていました。
私が伝えたこと
40代、50代からでも遅くない!輝くための道はいつからでも目指せる!
どうして自信があるのか?という質問に対して、こう答えました。
「自信があるかは、よくわからないけれど…。私ね、自分がいまよりも成長して、末永く輝いていられるためには、何をすればいいのかをずっと考えているのよ。頭の中はそういうことでいっぱいなの。だから、“寂しい”と思ったことはあまりないかな。40歳、50歳、60歳、と、いつも輝いている自分でいることのほうが大事。そういう自分でいられたなら、いつかきっと良い出会いもあるかなって。異性との出会いも自然でいい。だから大丈夫!って思えるの。」
私の言葉に、彼女は少し黙り込み、「私にできるかな…」と小さく呟きました。
10年後に見た答え
寂しさよりも、自分を信じて輝く道へ
それから10年が経ちました。
ある日ふと、彼女の近況を知りました。
彼女は劇団員として舞台に立っていました。
活き活きとして満面の笑顔で、仲間たちと過ごしている姿を見ました。
「自分の人生を自分で輝かせる道」を選んだのでしょう。
あのとき彼女が不安に揺れていた心は、
“自分を信じる” という方向へ、ゆっくりと動いていったのだと思います。
その姿を見て、私は心の中でつぶやきました。
――わぁ、素敵!

根拠のない自信の大切さ
「自分に自信がないとき、どうすればいい?――根拠のない自信が未来を変える
あのとき、「どうして自信があるんですか?」と、彼女から問われて自覚しました。
――私には「根拠のない自信」がある。
これから先、どうなるかわからない。保証なんて何もない。
それでも、どんなときでも「きっと、大丈夫!」
そういう感覚が、心の奥に、いつもあるから頑張れる。
未来は必ず、明るい!
必ずそうすることができるんだ!という、「なんとなく」の自信。
根拠を問われると、ありません。
でも…、
「根拠なんてなくてもいいじゃない」
「自分がそう思っていればいい」
「自信を持ってそう言えることが大事」
誰になんと言われようと、そう思いながら生きるのです。
「それって、ただの思い込みだよね」と人から言われても、気にしなくて大丈夫。
”病は気から’ という日本のことわざがあります。
気持ちの持ち方によって、病の状況さえも良くも悪くもなるというように、
わたしたちの未来も、心持ちによってよくも悪くもなるのです。
どのような状況でも自分を信じ、ときに休息をとりながらでも前進し続けていけば、未来は必ず開かれます。
あなた自身を信じて進んで! きっと、大丈夫!
根拠のない自信は、勇気とチャレンジする力を与えてくれます。
失敗しても、それを糧に前進し続けられるのは、「信じているから」。
自分を信じる力が「自信」というエネルギーとなり、人生を動かす原動力になります。
「私の成長はまだまだこれから!」
「必ずいい未来が待っている!」
「きっと、大丈夫!」
そんな 内側から聞こえるあなたの“心の声” を、どうか信じてあげてください。
その声こそ、あなたの未来を明るくしてくれる灯り。
あなたの背中を、どんなときも、そっと押してくれます。
あなたのこれからの人生を、より豊かに変えていく力になるのです。
